巻頭言の宮地校長先生のお話にありました木造校舎の近影をご紹介します。ご提供くださったのは永年吹田市の教育界のために尽くしてこられた田橋賢士氏（１８回生）で、先輩の藤田　田氏と同輩の寺澤(劉)美代子氏に送られてきたものを掲載させていただきました。
　昭和４年１１月に竣工、翌５年３月に第一回生を生み出したこの校舎は、７０年を経て吹田市を含め近郊で唯一の木造校舎であり、たいへん荒れてはおりますが新しい資材を使っての改修がなされなかったことが、かえって昔のままの建造物として今も当時を偲ぶことができるのだそうです。
　あと２９年で１００年になりますが吹田市としても教育文化遺産として保存することにやぶさかでないとしながらも、ご多分にもれぬ赤字財政でこんにちに至ってしまったのが実情です。
　道路との間にある楠の大木も当時のままのものです。