三号は戦争や追悼鎮魂の色濃い会誌となった。これも彼岸此岸の戦前の卒業生も戦後の卒業生も一つになって、世紀を跨いで行くと思えばまた楽しい。
　遺書も残さず、見知らぬ外地で、果てしない海の上で、若い命を奪われた千二小の先輩の方々を思う。
　また世紀末の故か、学校を離れてから、自分に先立って逝った同級生が瞼に浮かぶ。
　創刊号より二号、二号より三号と、会員の方々から一段と寄稿のエネルギーが感じられるようになって心強く、また千二小宮地校長先生はじめ千里山を中心にした在阪の方々からのご好意によるご寄稿には、嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいです。
　会誌「千里山」三号を支えてくださいました方々に、心から厚く御禮申しあげます。 　おわりに会誌作成にあたり、三二回生・田代為寛（しんたろう）氏にはことのほかご協力をいただきました。 　感謝とともに厚く御礼申しあげます。　　(柿崎)